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『与える事』と『受け取る事』

昨日、友達と会って、話をしていると彼が
『最近、何をするにもまわりに気を使って、本当に自分のしたいようにしていないような感じがする』
と言っていました。

この時、ふと浮かんだのが、セラピストの前川さんが話してくれた『アッシー君とメッシー君』(←もう死語かな ^^;)の話でした。

アッシー君、メッシー君と呼ばれる人達は、
『車で送ったり、ご飯をおごったり、プレゼントをしないと愛してもらえない』
と思っています。
愛してもらうために、無理をして犠牲をしているわけです。
だから、女性からそのお礼として、誕生日やバレンタイン・デーにプレゼントをもらっても
『僕が車で送ったり、ご飯をおごってたら、こんなふうにしてくれるんだ』
と思ってしまいます。
たとえ、彼女が本当に彼らの事を好きで、プレゼントをしても、その気持ちを受け取る事ができません。

こういうことはたくさんありますよね。
町で喫茶店やレストランに入ったら、おばさん達がよくレジの前で
『いいから、いいから。私が払うから』
『いや、そんなん悪いわ。ここは私が払っとくから』
『いいから、私が払うから』
と言いながら、伝票の取り合いっこをして、店員さんをよく困らせています。
(↑大阪ではよくある光景です ^^;)

ここには、罪悪感や無価値感があるわけですよね。そして、人の目がすごく気になっています。

罪悪感や無価値感があると、無理して犠牲をして何かをしようとします。『与えよう』とします。だからその行為に対して誰かが何かをしてくれても、まったく受け取れません。

『これだけの事をしているんだから、あなたもそれ相応のものをしてもらわないとね』
ってなっちゃいます。
これが慢性化している人はひどくなって、相手が何をしても
『そんなん、当然やん』
となって、喜びも感謝の気持ちも感じれません。

夫婦でも、マンネリ化ってありますよね。奥さんをやっている人は家事・炊事はやって当たり前。旦那さんも、お金を稼いで家にお金を入れるのが当たり前。
そうなると、パートナーに対して感謝の気持ちもなくなって、お互いやる気がなくなってきます。

我々が『デッド・ゾーン』と呼んでいる状態に陥っています。
いわゆる『燃えつき症候群』というやつです。関係性が死んだような状態になっています。自分自身や相手に、魅力や価値を感じれません。
でも、これは私達の魅力や価値を感じるアンテナがさび付いているからなんです。

そして、そういう時に周りに魅力的な人が現れると、別れてその人のところにいっちゃったりします。もう一度あのロマンスを取り戻そうと思うからです。
でも、こういった場合は必ず、新しいパートナーとの関係で、時間がたつと、同じような状況に陥ります。

パートナーシップ、これは男女関係や夫婦関係だけでなく、職場の同僚や上司との関係、チームメイトとの関係でも同じですが、人間関係のあるところでは『与える事』と『受け取る事』のバランスが良くないと、うまく行きません。
与える側のほうは、
『いつも、私(俺)ばっかり』
となりますし、受け取る側のほうは
『私(俺)は、いつもしてもらっているだけ』
となります。これでは、関係が続きません。

『与えて、受け取って。与えて、受け取って』 この連続が必要です。

彼氏や彼女、結婚している方で、『最近、マンネリ化してきたな』って思われる方に、平さんから教えてもらった面白い方法を書きますね。
これは『ダイレクト・ラブ・メソッド』という手法なんですが、相手の目をじっと見つめて、自分の中にある愛を相手に伝えます。
相手の人に100%の愛を送りつづけます。これを成功させる鍵は『相手を愛してあげる事』です。

この手法は、平さんの師匠のチャック博士の奥さんのレンシーさんが、耳の聞こえない方対象のワークショップをされていて、その中で生み出された一つの手法です。

女性の方は、こういう経験がありませんか?
『彼の、あの瞳がたまらないわ』
『あの瞳で見つめられたら、もう”どうにでもして”って感じよ』

女性は、男性よりも感情を感じやすいですが、程度の差こそあれ、男性も同じです。
『彼女に、あの瞳で見つめられたら、もう俺あかんわ』
ってなります。

もし、これを照れや恥ずかしさを乗り越えて、100%できたら、ロマンス一杯の一晩がすごせるでしょう。(^^)


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