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質問今の生活が不安です

私は29歳の二児の母です。

夫とは離婚し、一人で子供を育てています。日々不安でたまりません。周りからはすごいね。一人でがんばって偉いよ。と言われますが、私自身、心にも、時間にも全く余裕がなく精一杯です。

そんな私の生活を両親に盗聴されていました。私はあまりのショックで2ヶ月の間何も言わずに生活していました。いつかなくなると信じて、でも、限界に達してしまい両親に問いただしました。母親は「あなたに男がいると思ったから」と。私は独身です。母は学校の教員で固い人間なのです。そのことから両親とも疎遠になってしまいました。

事実、私にはお付き合いしてる人がいます。二つ年上で職場で知り合い、二年が経ちます。彼には彼女がいます。初めに打ち明けられました。最初はご飯を食べる程度の友達でした。でも、1年半が過ぎ、お互いに感情を持ってしまいました。私には子供もいますので、普通の恋愛に積極的になれません。

彼女がいるほうが楽だと思ったり、でも、今は彼の存在が私の中で大きくなり、ものすごく辛く苦しい毎日です。彼とは彼女の話を一度もしたことがありません。正直、こわいからです。私といるときは携帯すら持ってきません。半年間毎日メールや電話をくれます。一人で精一杯の私にとって唯一彼が甘えられる心の支えです。

でも、最近、私と彼女との間で苦しんでる彼を見てることが辛くてたまりません。私自身、彼女のいる彼に対して、我慢するばかりでこれではいけない。この関係を切らなくてはと思いました。でも、彼をものすごく好きで、彼を絶つ勇気が持てません。

これ以上彼に依存してしまう前にここから抜け出したい。そう思います。
これから先不安ですが、子供と三人楽しく生活したい。息子たちが幸せでいてくれることが私にとって一番の幸せです。今、現在こんな気持ちの私ではいけないと思います。一歩前進できるアドバイスをお願いします。

裕美さん

回答 カウンセラー: 根本裕幸(退会)
裕美さん、こんにちわ。根本裕幸と申します。
ご相談ありがとうございました。

離婚して二人のお子さんを育てつつ生活を営んでいくのは、他ならぬご苦労があろうかと思います。そんな中で一番味方でいて欲しい家族から盗聴されたりすれば、人が信じられなくなったり、逆に不安で一杯になってしまうのではないかと思うのです。

そういう状況にあって、彼女がいると知っていながらも、今の彼の存在が本当に心の支えになることは何の不思議もないところです。怖れや罪悪感などを我慢しながらだとしても、なかなか関係性が断てないのも無理のないことかもしれません。

もちろん、その不安が故に、今の彼と向き合いきれない事も。

あまり自分を責めずに、あと、焦らないことがまずは大切です。
とはいっても、なかなか難しいですから、まずはできるところから始めましょう。

だから関係性を何とかしようと、例えば、今の彼と別れなければいけない、とか、そういう思考的(観念的)な発想は、一層自分を追い詰めてしまうと思うのです。

状況にもよりますが、まずは関係性を動かす前に、自分自身の心の奥に入ってみることをお勧めしたいんですね。
そして、自分をもっと理解し、癒すことができていけば、きっと自然に彼を手放す選択もしやすくなると思うのです。

で、「男がいると思ったから」と盗聴するお母さんですから、今までも色んな面で束縛・監視されてきたのではないでしょうか?
機械を使われたのは今回が初めてでも、部屋に勝手に入られるなど精神面では、とても気を使ったり、干渉されたことも数多くあったかもしれません。
(男がいるかどうかを盗聴しなければ分からないくらい離れた距離感だったということですよね?)

そういう状況になると、なかなか自分の心に人を招き入れられなくなります。
つまり、人に不信感を抱きやすくなり、一定の距離を保って付き合うようになってしまうんですね。
これは心に防波堤を高く積み上げてしまうようなもので、それだけで人疲れし、なかなか楽しい関係性を築きにくくなるのです。

そんな時に一旦心の中に入れた存在(彼のような存在)が出てくると、今度は逆に監禁でもしたくなるくらいの執着心が出てきます。
私が心に入れられる人は滅多にいない・・・だから、彼を逃したら私はほんとうに一人になってしまう・・・という不安がすごく強く出てくるからです。

だから、まずはその心の防波堤を少しでも低くする方向で自分を癒していくのはいかがかな?と思うんです。具体的には、しんどいですとは思いますが、お母さんとの関係性を見つめ直す事が頂いた情報の中ではベストなように思うんですね。

でも、いきなり今お母さんと向き合えと言われて、はい、そうですね、とすんなり行くわけはありません。
実際のお母さん自身と・・・というよりも、今までのお母さんとの関わりの歴史やそれが対人関係(男女関係も含めて)に及ぼした影響について、まずは考えてみられてはいかがでしょうか?関連性はけっこう深いと思うんですよ。

そこではたくさん傷ついた自分自身、そして、怒りや悲しみに満ちた自分と出会えるかもしれません。そんな自分を解放していくことで、直接お母さんと対決せずとも心を和らげて行くことができます。

例えば、お母さんの態度や言葉にすごくショックを受けている自分が見つかったとしましょう。それは何歳くらいの私で、どんな様子なのかを具体的に思い浮かべて見ます。そして、今のあなたからその私に思いついた言葉をかけてあげるんです。

これは一種のセラピーなのですが、感情を解放してあげるのにとても適切な方法です。

それに裕美さんには二人の天使が付いてらっしゃいますよね?
だから、その言葉を実際にご自身のお子さんにかけてあげることもお勧めです。自分の子供は、昔の自分を思い出させる存在であり、今の自分の心を映し出してくれる鏡でもあるんです。
そして、その時のお子さんの反応や伝えた時の自分の気持ちを感じてみましょう。

こうした感情の解放を進めていくだけでも、心の痛みは少しずつ癒されていきますし、お子さんとの絆もより強いものになります。

そうすると、徐々に心に余裕が生まれていくんですね。
その余裕が生まれた分だけ、彼との関係をどうしようか?と前向きに考えられるようになると思います。

もちろん、こうしたプロセスを一人で頑張るのはしんどいですから、信頼できる
カウンセラーを見つけることも大事なことです。ボランティアのカウンセラーでもいいでですから、裕美さんにとって安心して話ができる存在を探してみてください。

もし、そんな存在が何人も出来たとしたら、今彼が担ってくれている役割も少しは楽になり、お互いベストな関係性を築きやすくなると思いますよ。

陰ながら応援していますね。
お子さん達のためにも、無理せず、自分を大事にしながら進めていきましょうね。

少しでも参考になりましたら幸いです。

ありがとうございました。


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