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質問『冷たい仮面』を被る彼との接し方
私の彼氏は、家族に愛されずに育ってきたみたいで、情緒不安定になりやすいです。例えば、4人家族で1人孤立してしまっています。家族に甘える事はないです。彼は自分を『冷たい人間』と思って、それによって自我を保っているように見えます。

他人は信用しているつもりで、一定の距離を保っているみたいです。でも本当はとても暖かい人なのです。誰にでも気遣いを持っていますし、困っている人がいると放っておけません。私もそんな彼に助けられています。

でもそんな彼だからこそ、誰かに支えられるという行為は嫌いです。
人間不信に陥ったら「大丈夫だよ」「辛かったでしょ?」なんて言葉を言っても通用しません。「好き」なんて尚更です。そして、自信過剰が一気に自己嫌悪に陥ったりします。

こんな彼とはどの様に接するのが、彼にとっては嬉しいのでしょうか?
彼自身と私自身が分からなくなった今、私も軽いノイローゼにかかり、少し距離を置いています。今、私自身も彼に甘んじることなく接することができるようになり、次に、彼の深いところを見た以上、私は彼を理解して、私自身大きい人になりたいです。

でも、今の私にはまだ分かりにくい所です。
ご相談にのってくれると嬉しいです。

みい さん

回答 カウンセラー: 今井謙志(退会)
みいさん、はじめまして。
今井謙志と申します。よろしくお願いします。

愛してくれてる、いつも助けてくれるとても暖かい彼。
でも、彼が辛い時には私に助けさせてくれない。
そんな彼をみるのはとても辛いことですよね。愛する人に愛を受け取ってもらえないことほど辛いことはありません。

彼は自分のことを『冷たい人間』と思っているようですが、みいさんが仰るとおり、暖かい人だと思います。
本当に冷たい人が「自分は冷たいんだ」と思ったり、自分を責めたりしないものです。

気遣いをしてあげたり、困っている人を放っておけないおけないやさしい頼りがいのある彼ですが、一方、家族にも甘えられず、一人孤独な彼。
ほんとうは、彼自身が一番気遣いをしてもらい、助けて欲しかったのかもしれません。

幼いころからずっと家族に愛さていないと感じながら育つと、実の親でさえ愛してもらえなかったのだから、当然、血の繋がりもない他人が自分を愛してくれるはずはない。と感じてしまうことがあります。

その感情を感じるのはあまりにも辛いことなので、一人でも大丈夫と強がっ
てみせて、あるいは自信過剰に振舞うことで、そのネガティブな感情を感じないようにしているのですが、本当の自信ではないので、ちょっとしたきっかけで、その下に隠していた自己嫌悪というとても嫌な感情が顔を出してくるのです。

誰も愛してくれるはずはないと感じ、彼も彼自身を嫌っている状態ですから、いくら愛を与えようとしても、 『また信じて期待を裏切られて傷つくのはもう嫌だ』 と愛を受け取ってくれないのです。

彼は愛される価値はないと感じていますが、価値がないと彼を一番嫌って
いるのは彼自身なのかもしれないですね。

ですから、ここでは彼の自己嫌悪の部分、つまり彼が彼自身で嫌っている部分を愛してあげる、全面的に受け入れてあげることが大切となってきます。

いくら彼に愛しているといっても、彼はこの自己嫌悪している部分を見たらきっと嫌って僕から離れていくはずだと潜在的に感じています。

そして
『これでも好きでいられる?これでもまだ愛していられる?』
と、テストをみいさんにいっぱいしかけてきます。
次第に
『やっぱり私ではダメかも。彼を愛してあげられないかも』
と彼をみることができなくなってくると、
『ほらやっぱり(好きっていったのは嘘だったんだ!)』
という証明をする為にテストを仕掛けてくるのです。

ですから、ここではその手には乗らないことです。

いくら彼の価値を観ても、嫌悪しているところを受け入れようとしても、おそらく、彼は信じたり受け取ってはくれないでしょう。
しかし、ここでは『やっぱり私ではダメかも』と自分を見るのではなく、「私はそう思うよ」とぶれずに彼の光を観続けてあげることが大切になってきます。

当然、なかなか彼は受け取ってはくれないです。
彼の痛みの度合いだけ時間はかかるのかもしれません。

しかし、テストをしているということは、彼はみいさんを信じてみたいなと思える存在と感じています。
ただ、自分の嫌な部分全てを差し出すのはあまりにも恐いのです。
この恐れは潜在意識、無意識で感じている恐れなのですが、傷ついた度合
いだけ、ありのままの自分が受け入れられるとは、なかなか感じられないのですね。
ですから、彼の光の部分を観続けてあげてください。

いま、軽いノイローゼにかかり、彼との距離を少し置いているとのことですが、彼を助けられない、愛せないと自分を責めてこられたのではないでしょうか。
彼もまた自分のことを、幼い時からずっと責めてきたのかもしれません。

自分を責めている度合いだけ、相手の気持ちは受け取れないのです。
どれだけいいことを言ってくれたとしても、知らず知らずの内に受け取らない努力をしています。

まずは、彼の話をじっくり聞いてあげてください。もしかすると話の途中で何かいろいろ言いたくなってしまうかもしれません。
ですが、ただ聞いてあげてください。
きちんと理解できなくてもいいです。彼は理解できるはずはない、誰からも理解してもらえない。誰も理解してくれないという世界にいます。

そして、それを証明しようとして仕掛けてきます。
仮に、理解してくれたということを受け入れてしまうと、今まで苦しんだ自分はなんだったんだろうと感じ、ある意味、今までの自分を全て否定するくらいの出来事ですから、人によっては、何か自分が消えてなくなってしまうようなくらいの恐さを感じることもあるくらいです。

ですから、簡単には受け入れてくれませんが、みいさんが彼の光を観続けることにより、少しづつ、少しづつ彼の分厚くて固いハートが溶けていきます。
その時彼は初めて、本当の意味で暖かいものを感じることができます。
本当の意味で一人じゃない世界に足を踏み入れることができます。

彼の深いネガティブな部分を観てあげることのできるみいさんなら一人じゃない世界を見せてあげることが出来ると思います。
彼は自分のことを嫌っている度合いだけ、自分のことを大切にできなくなってしまいますが、その為にも、まずはみいさん自身を大切にしてあげてくださいね。

自分を大切にすることにより、彼を大切にすることができます。
彼はまだ自分のことを大切にできないかもしれませんが、そんな時は、みいさんが大切にしてあげることにより、彼を助けてあげることができます。

けっしてむつかしいことをする必要はないです。彼と一緒にいることを、デートをたのしむ。一緒に笑うなんてことでいいのです。
みいさんが楽しんでいる笑顔を見るだけで、愛されていることを無意識に感じることができます。
受け入れてくれていることを感じることができます。
そしてそれが結果的に彼を助けることになっているのです。
つまり、みいさんは、そのままでも、ありのままでも彼を助けることができます。

いま少し距離を置きたいのならそれもいいです。
充電することも、いまのみいさんにはとても大切だと思います。
まずはあせらず、友達、仕事仲間、趣味の仲間達と、たのしくすごしてみてください。
あるいはゆったりできる、非日常的な場、自然の多いところやホテルのセレブちっくなカフェなどでゆっくりするのもお勧めです。
そこでエネルギーを充電してください。

みいさんが一日も早く彼とたのしくすごせるよう応援しています。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。


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