心理学講座やワークショップを開催している、カウンセリングとカウンセラー養成の神戸メンタルサービス。月間3500件以上のカウンセリング依頼を頂いています。
TEL:06-6190-5611
FAX:06-6190-5612
MAIL:kms@healing.ac
受付時間:12:00~20:30
休日:月曜日
(月曜祝日の場合は翌平日休業。他休業日あり)
<HOMEに戻る オンライン 東京スケジュール 大阪スケジュール 名古屋スケジュール 福岡スケジュール 福岡スケジュール


質問レイプ被害で受けた心の傷
初めまして。私は、去年の10月にレイプされかけた者です。自分の心の状態が、自分でも良く解らないので、おかしな表現をしてしまうかもしれませんが、ご了承下さい。

仕事帰りに、見知らぬ男に後をつけられ、私が部屋に入る時に、男も部屋に押し入ってきました。そして、玄関に押し倒されました。自分がエイズに感染していると嘘をついて、何とか最悪の事態を免れることは出来ました。身体的被害としては、叫び声をあげた時に、男の手が口の奥に入って来たため、その時に出来た数カ所の切り傷くらいです。それはもう直りました。ですが、心の傷がいつまでも消えず、むしろ大きくなっていくような気がするのです。
男性不信や人間不信、誰も味方が居ないような孤独感、等です。引越しを転々とし、当時働いていた会社も辞めました。今は無職です。でも、前向きに将来のことを考えたり、勉強したりもしています。でも、ふとした自分でも些細なことだと思うような事で、泣き出したり、物を投げつけたり、感情のコントロールが出来ません。

一番大きな悩みは、やはり彼とのセックスです。被害にあってから2ヶ月くらい経ってからは、何とかできるようになったのですが、その頃犯人が捕まると、再び出来なくなりました。それどころか、キスをするのも冗談半分に胸を触られるのも嫌で、いつも彼と口論になります。彼と犯人の共通点は、男であることだけですが、それだけで犯人に抱かれているような気持ちになるのです。話をすると私の気持ちを理解してくれるのですが、私自身もいい加減普通にセックスが出来るようになりたいです。彼のことは大好きで、結婚も考えています。このままではいけないと思うのですが、方法がわかりません。無理にでもするべきなのでしょうか?

あと、中学生くらいの頃、単身赴任の父の目を盗んで、母が遊び歩いていた頃がありました。子供だからと油断していたのでしょうが、あからさまでした。浮気もしていたと思います。夜ご飯はいつもスーパーの同じお弁当でした。当時、自分を二の次にする母の事が大嫌いでした。それが原因で陰口を言われたこともあります。自分は母にとって必要のない者だと思っていました。お金を置いていくだけで、愛されてる実感がありませんでした。ですが、大人になって、それはそれと割り切ろうと思い、過去の傷は癒えていました。しかし、このレイプ被害をきっかけに、事あるごとに当時の記憶がよみがえるようになってしまいました。今、実家で同居していますが、辛くてたまりません。どうすれば、忘れられますか?

どうかよろしくお願いいたします。

加代子さん

回答 カウンセラー: 岡田えりこ
加代子さん、はじめまして。岡田えりこです。
ご相談ありがとうございました。

とても恐い思いをされたのですね。辛かったと思います。
そのときに受けたショックを今になって感じてきているんだと思うんですね。

人はあまりにショックな出来事があったときに感情や感覚を遮断してしまうことがあるんです。それは、自分の身を守るためにです。
電流が流れすぎるとブレカーが落ちますよね。
あれに似ていると思ってください。

そして、犯人が捕まってから様々な嫌悪感や怒りや悲しみが入り交じったような感情が出てきたようですね。
それはどうしてかというと、安心したんだと思います。
例えば、迷子になった子供の中には親が来るのを待っている間は泣かない子供が多いんですよね。すごく不安でそうしようもないのにじっと我慢しているわけです。
でも、そういう子も向かえに来た親の顔を見たとたんに泣き出すんですよね。安心するんです。
ホッと一息ついて気持ちがゆるんだときにドッと押さえていた感情がやってくることがありますね。感じても大丈夫な時期がおとずれたときに感情のブレーカーがもう一度入って感じ始めるんです。
誰かが亡くなった時なんかもそうですね。随分後になってから悲しみや後悔がどこからともなくしみ出してくるような感じになることがあります。

だから、犯人が捕まったことで少し安心して気持ちがゆるんでそのときに受けたショックが癒されようと浮上してきたということだと思うんですね。
また、そのことをきっかけに今までしまい込んであった様々な不信感や孤独感、自己嫌悪が出てきているようですよね。
今までため込んできたゴミを処分するにはいい機会なのかもしれませんね。
ですから、これは決して悪いことではないんですよ。
本当に自分を愛してくれる人や、本当に大切にしてくれる人を求めている心の声だと思うんです。

お母さんのこともそうですよね。愛されている実感がなかった、と書かれていますが、思春期の頃に自分を大切に扱ってくれなかったことと同時にお母さんが『母』であることよりも『女』であることを選んでいるように見えて嫌悪感がつのっていたのではないでしょうか。
この気持ちがあると自分が『女性』であることがイヤになってしまいますね。
今感じていらっしゃる自己嫌悪の多くが『女性』であることに関するように思えます。

自己嫌悪はその自分の嫌っている部分を誰かに本当に受け入れてもらえたと感じたときに癒しが始まります。
自己嫌悪を一人で癒すのは大変難しいことでしょうね。
でも、彼がいらっしゃるのですから彼に受け入れてもらえるのが一番の特効薬になりますね。
彼は加代子さんの力になりたい気持ちでいっぱいなんじゃないかしら。
今はそれよりも何かそんな彼の気持ちよりも自分の傷が痛すぎて彼が見れないって感じですよね。
それが加代子さんに罪悪感を作ってしまいます。
彼に助けさせてあげてくださいね。それが彼のあなたにしてあげたいことなのだと思いますよ。

これをするには加代子さんはものすごく抵抗を感じるかもしれません。
でも、なぜ彼の愛を受け入れることができない部分があるのか、なぜ彼を信じ切れないのかを考えてみるのも大事です。
せっかく手に入れている大切なモノをこわす必要はないと思います。
加代子さんが悪いわけではないのですから。

今は、一番苦しい時かもしれませんね。
でも、こんな時だからこそもっと彼を頼ってみてくださいね。二人でこれを乗り越えていったときに時間はかかっても本当に大切なモノや愛されている感覚を手に入れることができるともいますよ。
加代子さんなら、きっとできると思います。

応援しています。

岡田英里子


無料相談事例集トップへ

□現在、こちらのサイトでは、ご相談は受付けておりません。
□当スクールのカウンセラー養成コースで学んだカウンセラーのサイト(カウンセリングサービス)にも無料相談コーナーがございますので、そちらもご覧ください。
□カウンセリングサービスでは、毎月1日・15日の9:00-21:00にご相談を受付けております。 (1/1と8/15はお休みです) ご希望の方は、無料相談コーナーをご覧ください。

Kobe Mental Service all right reserved
神戸メンタルサービス
〒153-0041 東京都目黒区駒場4-6-8 / 〒564-0063 大阪府吹田市江坂町1丁目23-17-602
TEL:06-6190-5611 / FAX:06-6190-5612 / MAIL:kms@healing.ac