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質問私のことを好きだった同僚とどう付き合っていけばいい?
はじめまして。27歳の女性です。元同僚との関係で悩んでいます。

前の会社は、アットホームな感じで若い人も年配の人も家族みたいに何でも話し合えるような職場でした。私が入社して、すぐに質問されたのは「彼がいるか」ということでした。その頃、私には彼がいなかったので「いない」と答えましたが、私は前からプライベートな事は会社ではあまり話すものではないと思っていましたし、恥ずかしいという事もあり、こと恋愛に関しての話は避けていました。会社の雰囲気にもよりますが、私はそういうのは慣れていなかったので、もし彼がいたとしても「いない」と答えたと思います。

勤め始めてすぐに、みんなの中に溶け込むことができました。特に同年代の子とは友達のようになり、みんな自分の彼のことなど話してくるようになりました。

入社して半年ぐらい経った頃、私にも彼ができました。でも、会社の同僚に彼ができたことは、やはり言いませんでした。誰に迷惑をかけるわけでもないし、みんなに根堀葉堀聞かれるのが、嫌だったからです。もちろん、しばらくは何も問題はありませんでした。

しかし、ある日新入社員が一人、入社してきました。年下の真面目で素朴そうな青年でした。彼とは、あまり一緒に勤務する機会はありませんでしたが、会えば弟のようにからかっていました。そして半年たったころ、私はその会社を辞める決意をし、みんなにも挨拶をして残り1ヶ月というとき、彼が突然告白をしてきたのです。

思いも寄らぬことに、びっくりしてしまいました。
彼は私が辞めるということを聞いて、自分の気持ちに気付いたそうです。私は告白された瞬間、申し訳ないという思いでいっぱいでした。なぜなら、私がみんなに彼がいるということを正直に言っておけば、彼も無意識に歯止めがかかって私の事を恋愛対象に含めなかったと思うのです。

告白されて、私はパニックになりながらも即、お断りしました。でも、自分が傷つくのが嫌で断る理由が言えなかったんです。「彼がいる」と言ってしまったら、今までみんなに長いこと嘘をついていたことがわかってしまいます。なので、ただ「ごめんなさい」としか言えませんでした。

彼は納得できる理由がなかったために、それ以降も何度か告白をしてきました。でも私は今は恋人は作りたいと思わない・・というような理由を並べて断りました。私も一時期は、これでは彼を傷つけるだけだから、やっぱり本当のことを言おう、と決意して話そうと思ったのですが、私が話す前に、彼から「昔、女性に裏切られたことがあって、それ以来女性が怖くなってしまった。でも、私と会ってやっと信頼できる人だと思った。」と聞かされて、また人間不信になってしまったら・・という思いもあり、やはり理由は言えませんでした。

辞めてから彼から、私との事は良い思い出にします。というメールがきました。私は理由を言えずじまいで申し訳ないという思いの一方で、とてもホッとしたのを覚えています。しかし、それで彼との関係が全く切れたわけではありません。前の職場は、みんな友達のようなものなので、辞めてからも飲み会に呼んでくれたりして、付き合いがずっと続いています。もちろん、その中に彼がいるのです。1度行きましたが、飲み会の席では必ず恋愛の話になり、自然と彼の事が気になってしまい、気疲れしてそれ以来行きにくくなってしまいました。

あと、彼から時々、近況などのメールがくるのですが、彼はまだ私の事をあきらめてないのでは?という不安が強くなってきました。最近、「仕事のことで相談したいことがあるので、たまに会ってくれませんか」というメールがきました。相談ごとならいくらでも聞いてあげたいと思いますが、また告白されたら・・と思うとなかなか会う決心がつきません。

もし彼がまだ私の事をあきらめていなかったら・・と思うと、まるで彼をもて遊んでいるようで胸が痛みます。でも、初めて告白されてからあまりにも長い時間が過ぎた今、本当のことを言う勇気はもうありません。何かアドバイスを頂けたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

みちさん

回答 カウンセラー: 中野知枝(退会)
みちさん、はじめまして。中野知枝です。ご相談いただきありがとうございました。

思いもよらぬ方向へ発展してしまってどうしたらいいのかわからない、迷路に入り込んでしまったような感覚ではないでしょうか?誰にも話せずにずっと苦しかったと思います。

みちさんは「嘘をついてしまった」と悲感していますが、嘘とは言いがたいものだと思うんですね。嘘をつく人って根っからの嘘つきはいませんし、嘘をつくには動機があるんです。

嘘ではなく最初は「自分が傷つくのが嫌」だから「黙っていた」んですよね。会社内にプライベートは持ち込まないのは『誰に迷惑をかけるわけでもないし、みんなに根堀葉堀聞かれるのが、嫌だったからです。』と。

「自分が傷つくのが嫌で」黙っていたのは「何も言わなければ起こらない」と感じたからみちさんはその方法を選んだのです。最初に会社で「彼氏はいるか?」と聞かれた事が印象付いてしまって、恋愛については避けていたと書かれていますから、よほど自分が話すことの影響によって左右されてしまうような感じがして恐い・・と感じられたのでしょう。

だから黙っていたんだけれども、いつのまにか次第に相手のことを気遣う為の嘘をつくように変わってしまいました。彼を傷つけるのは申し訳ない、だから嘘をつかなくちゃ・・ すごく優しい気持ちから出た嘘だったんですよね。彼に告白された時でも、「好きになってくれて嬉しい」と感じるよりも「嘘をついてごめんなさい」と悪い気持ちになって、彼の気持ちを受け取る事が出来ませんでした。

今、彼に対してどんな気持ちがあるでしょうか?ずっと嘘をついてて申し訳ない・・そんな罪悪感で心が覆われているようです。その罪悪感があまりにも大きいものだからこそ、今さら正直に言う勇気がない、あやまっても許してもらえない・・そんな風に感じてしまいますね。

だから誰も私を罰しないならご自分で責めてしまうんです。彼に会わせる顔がない、って苦しんでしまうんです。そうやって自分を遠ざけています。

罪悪感は自分を責めれば責めるほど、深い穴の中に入ってしまったような感覚になり、そこから抜け出す事はできない、と感じるものです。でも抜け出すことはできるんですよ。

みちさんが感じている罪悪感。これをまず手放しましょう。「嘘つきな私は悪い奴」と罰するのではなく、そのままの自分を受け入れて欲しいのです。たとえ客観的には嘘つきになっているのかもしれないけれど、あの時のみちさんはこれが精一杯だったんだ、って。他に方法が見つからなかったんだよね、って。今に至るまでみちさんは自分を責める事で罪を補おうとしていたんです。長い長い時間でしたよね。もう、充分なんですよ。

彼に今までのことを正直に話してみようかな、って思うと、「それだけは絶対にしたくない!」って抵抗が出てきます。これだけ私は自分を責めているのにこれ以上彼に責められたくはないし、本当のことを伝えてしまったら、信頼してくれている彼を結局は裏切ってしまう結果になる・・と。

そのように否定的に感じると相手からどんどん逃げたくなります。そうなると、相手に正直に話そうとしても、無意識的に逃げ腰になってしまいますから、表面だけの話しかできなくなるんですよね。具体的に話をすることが恐くなっちゃうんです。
「責められるなら早く私を責めてください」っていう感じです。
罰する役割のバトンを彼に渡したくなります。
「実は私、彼がいたの。今まで嘘ついていてごめんなさい。」
言い訳はしないから悪い女だと思って下さい、と言わんばかりにそれで終わりにして関係を絶ちたくなります。でも、そうなると、本当にみちさんが思っているように彼にはみちさんが理由をのべない「嘘つき」と映ってしまいます。これがみちさんが恐がってしまう部分です。

ここまではみちさんが考えている、真実を伝えた事によって起こるストーリーですが、そうじゃなく、違うストーリーにも書き換えは出来るんですよ。

みちさんが相談してくれたように、こんな風に思ったから黙っていた、とか、信頼されていると思ったら今さら嘘をついていたなんて正直に言えないと感じて辛かった・・というように、みちさんが彼と接することで感じてきた感情を交えて彼に伝えてみる。
その真実を伝えることは、みちさんがいい訳をしているように彼に感じ取られるのが嫌だ、って考えたり、自分が抱えていた嫌な感じを彼に与えるだけなんじゃないか?と恐れが出てきます。
でも彼が感じることすら否定的に思えるのはみちさんの考えを通して出てきた答えなんです。自分を責めてるからこそ、彼もきっと私を責めるに違いない・・って。でも、それこそが「真実ではない」のです。

つたない言葉になるかもしれないけど、ただ自分が感じていたことを正直に。そうすると彼が何を言おうが受け止められる自信が出てきます。これが私なんだ、って。道に迷ってそこにうずくまっていてはこの道の先に何があるのかわからない、進んでいく事でこんな風景があってこの道に出られるんだな、って初めて理解できるものです。感情も同じように、進んでみないと見えないことって沢山あるんですよ。

そして罪悪感って、彼に対するものだけではなく、「自分に対して誠実になれていない」罪悪感もあるんです。本当の自分から掛け離れている自分。だからこそ余計にみちさんはしんどかったんです。

みちさん、本来の自分を取り戻していきませんか?彼にはどうしても話す勇気がない・・としても、自分を責めつづけるのをやめましょうね。楽になれるよう、応援しています。


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