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質問別れた彼との関係
私は現在イギリスで一年間交換留学をしています。イギリス人の彼氏とは日本で知り合い1年半日本で順調な付き合いをして、一緒にイギリスの大学にやってきました。それまでは「帰る国が違う」という将来のことも意識せず、無邪気に楽しくつきあっていました。私は21歳、彼は25歳で同じ大学の大学院(一年間)で英語の教師の勉強をしています。彼が自分の国に帰って大学院でマスター(修士課程)を採ることを決めたのは、一年後私と一緒に日本に帰ってより良い就職を見つけるためです。私もずっとそのつもりでいましたし、別れる三週間前まで約二年間、幸せなつきあいをしていました。
 別れは突然でした。彼の学部はとても大変で毎日課題に負われてストレスが溜まっていました。また彼は裕福な方ではないし、もういい大人なので自分で授業の合間に働いていました。彼がどんどんストレスと疲れと将来の不安で元気がなくなっていたのはわかっていましたが、彼はプライドが高いので私に相談をしてくれたことはないし、私が尋ねても答えようとしません。 その日は彼から誘われ映画に行く約束をしていましたが、バスが来なくて中止になり、部屋でゆっくりすることになったのですが、彼はイライラしていて話してくれようとしません。そして「もうこの関係は続けてられない」と言い出したのです。「日本に帰る自信もなくなった」と言いました。彼は決心の固い人です。私は泣いてすがったのですが彼のじゃまをしたくないと思い、最後には納得しました。
別れてからの一週間は食べられず、外にも出れず、ただただ泣いていました。しかし、このままではだめだと思い彼に連絡もせず、一人で勉強に集中しようと始めました。そんなとき、彼から電話がくるようになり、別れて二週間目に一緒に食事をしました。彼はとても弱っていました。私と別れてから何も手につかず、人と会話するのも憂鬱になっているらしいです。彼が私にそんな弱音を吐くのは初めてです。「あなたなら大丈夫」と言いましたが、何もうまく元気付けることはできませんでした。「戻ってきてよ」といいたい気持ちがのどまでかかってきます。私は人間的にも異性としても彼が大好きでしょうがないんです。でもどうしていいのかわかりません。私はあと六ヶ月したら日本に帰国しなければなりません。タイムリミットが迫っています。このままでは一生後悔してしまう。 一体私は今、どうするべきなのでしょうか。なにかアドバイスをもらえたら嬉しいです。
たかえ

回答 カウンセラー: 多田陽香
たかえさん 初めまして。
多田と申します。今回はご相談有難うございます。

お二人共とても我慢しているような感じを受けました。
お互いがお互いのことをとても大切に思っているのに素直に表現することが許されないような・・・

そしてどうしていいのか分からないから「別れ」を選んでしまう・・・。こうした状況は二人の関係がより深い親密な関係へと前進する直前によく起こります。それはお互いの
中に急に強い「怖れ」の感覚がやってくるからです。

では彼がどんな怖れを感じているのか・・・
彼とたかえさんのお気持ちを見ていきましょうね。

>それまでは「帰る国が
> 違う」という将来のことも意識せず、無邪気に楽しくつきあっていました。

無邪気に楽しむのは本当に貴重な時間ですよね。
でも敢えて今回は違う視点で見ていきましょう。

帰る国が違うという事を意識しないようにしていたんですね・・・。もしそこに不安を感じ始めたら、どうなってしまうとたかえさんは思っていましたか?

「あまりネガティブな事を初めから考えたくないわ」という気持ちはちっとも悪いことではないし、むしろ上手なお付き合いの仕方だと思います。でも、関係性が深まり、距離が縮まっていくにつれ、抑圧していたこの「怖れ」は徐々に姿を現してきましたよね・・・?
この「怖れ」から逃げるのではなく、向き合ってどう対処し、表現していくか・・・ここがさらなるステップの為に必要な通過儀礼だと思ってくださいね。

なぜなら、抑圧した感情は、必ずこうして後からまとめてパートナーのうちのどちらかから表現されてしまうんです。

> 私は21歳、彼は25歳で同じ大学の大学院(一年間)で英語の教師の
> 勉強をしています。彼が自分の国に帰って大学院でマスター(修士課程)
> を採ることを決めたのは、一年後私と一緒に日本に帰ってより良い就職
> を見つけるためです。私もずっとそのつもりでいましたし、別れる三週
> 間前まで約二年間、幸せなつきあいをしていました。

お二人共しっかりと将来の目的に向かって頑張って来られたのですね・・・。
そのことに関して、どうぞ自信を持ってくださいね。
また視点を変えて見てみましょうね。
ここで少し気になるのは、二人とも「大人」だったのかな?という事。
二人とも愚痴をこぼしたり、心乱れて言いたいことを言い合ってケンカしたり・・・そんな時間はありましたか?

ケンカや愚痴ること自体をお勧めしているという訳ではないんですが、関係が進んで親密になってゆくと心が乱れたり、今までは感じなかった深い感情が出てくるものです。
その部分をお互い差し出していきながらより絆を太くしていくことがパートナーシップの特徴でもあります。

お二人共、本当に不安な部分は「相手に迷惑をかけたくない」という気持ちから表現を控えていたのかもしれませんね・・・。

>  別れは突然でした。彼の学部はとても大変で毎日課題に負われてスト
> レスが溜まっていました。また彼は裕福な方ではないし、もういい大人
> なので自分で授業の合間に働いていました。彼がどんどんストレスと疲
> れと将来の不安で元気がなくなっていたのはわかっていましたが、彼は
> プライドが高いので私に相談をしてくれたことはないし、私が尋ねても
> 答えようとしません。 

突然の別れ・・・本当にショックでしたね・・・。
目的意識をはっきり持って頑張ってきたお二人だけに、「どうしてなの?」って気持ちで一杯になりますよね。

たかえさんが彼に近づこうとしても、彼はなかなかハートを開いてくれない部分があったんですね・・・。
彼の気持ちはたかえさんがちゃんと書いてくださってるようにストレスと疲れと将来の不安・・・

「最近は自分ひとりでも精一杯な気がしてるのに、異国の地で、たかえの迷惑になってしまったら・・・もしそんなことになったら僕は耐えられない!」
そんな風に感じていたとしたら、たかえさんは彼に何と言ってあげたいですか? 

> その日は彼から誘われ映画に行く約束をしていましたが、バスが来なく
> て中止になり、部屋でゆっくりすることになったのですが、彼はイライ
> ラしていて話してくれようとしません。そして「もうこの関係は続けて
> られない」と言い出したのです。「日本に帰る自信もなくなった」と言
> いました。彼は決心の固い人です。私は泣いてすがったのですが彼のじ
> ゃまをしたくないと思い、最後には納得しました。

今の状況の彼にとっては「日本に帰る自信=たかえさんとやっていく自信」なのかもしれませんね・・・。
自立的な彼は、「何かを犠牲にすることができて、自分はようやく彼女とやっていく権利を得られるんだ」という感覚に無意識的に縛られているのかもしれません。
そして、これ以上我慢できない、強くなれない・・・と自信を失っているのでしょう。

ここでたかえさんが落ちてはいけない「罠」があります。それは、たかえさんが自分を責めるという事です。
「私のせいで彼はこんなに苦しんでるの?」
「私なんてやっぱり身をひいてあげたほうが彼の為になるのでは・・・」

自分を責め、ちっぽけに扱うというこの罠に入ってしまうと彼はますます自分の不甲斐なさにフォーカスしてしまい、僕(私)は役立たずの、最低な男(女)だ・・・と感じてお互いが沈んでしまうのです。

それにこの観念は決して真実ではありません。これは今の時点でのお二人にとって必要なプロセスの一環であり、ただ感じて、そして通過するべきものです。
二人で過ごした大切な時間、無邪気で幸せだったあの感覚を失わせる為のものではなく、さらにしっかりとしたものにする為のテストなんですから。

> 別れてからの一週間は食べられず、外にも出れず、ただただ泣いていま
> した。しかし、このままではだめだと思い彼に連絡もせず、一人で勉強
> に集中しようと始めました。そんなとき、彼から電話がくるようになり
> 、別れて二週間目に一緒に食事をしました。彼はとても弱っていました。

こんなに辛い状況の中でも、たかえさんは自制心を取り戻して目標を忘れない・・・
こんな素晴らしい女性であるたかえさんを傍で見ながら彼は何を感じていたと思いますか?

> 私と別れてから何も手につかず、人と会話するのも憂鬱になっているら
> しいです。彼が私にそんな弱音を吐くのは初めてです。「あなたなら大
> 丈夫」と言いましたが、何もうまく元気付けることはできませんでした。

「本当に僕でいいんだろうか?」
「たかえとつりあうにはもっともっと頑張らないと・・・」
もしこんな風に感じていたとしたら、たかえさん なんて言葉をかけてあげたいですか?

まずは彼の頑張りを受け取ってあげてくれませんか?
「ごめんなさい」よりも、「ありがとう」です。

「私の為に今までこんなに頑張ってくれてありがとう」

「自分はちっぽけだから愛されない」という観念すら手放して、そう言ってあげてもらえませんか・・・?

> 「戻ってきてよ」といいたい気持ちがのどまでかかってきます。私は人
> 間的にも異性としても彼が大好きでしょうがないんです。でもどうして
> いいのかわかりません。私はあと六ヶ月したら日本に帰国しなければな
> りません。タイムリミットが迫っています。このままでは一生後悔して
> しまう。 

彼をとても愛していらっしゃるのが痛いほど伝わってきます。
だからこそ、こんなにも悩んで、本当はどんな辛いときでもきっと一人で解決して、頑張って生きてきたたかえさんがこうしてここに助けを求めに来てくれたんですよね・・・。

「このままでは一生後悔してしまう」
悔いの無い生き方、それは自分の心に決して嘘をつかないという事でしょう。
たかえさんにとって今一番大切なものはなんですか?
日本へ帰ることでもなければ、勉強することでもない、自分を守ることよりも、何よりも一番失ってはいけないと、たかえさんが心の底から感じるのは彼ですよね・・・?

たかえさんご自身の気持ちが固まったら、彼にありったけの情熱で伝えてください。
そして、その後の選択は、彼の意志にゆだねてください。
それが一番後悔しない選択だと私は思いますよ(^^)

ポイントは勇気を出して、彼の頑張りと愛情をしっかり「受け取って」あげること・・・。
これが状況を変えるカギになると思います。

お二人がより深く繋がれるようお祈りしています。


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