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ちょくちょく拝見させてもらってます。
この頃自分自身がすごく嫌で自殺したいと思ったりよく自分の葬式のことを考えたりしてしまっています。 どんな事を考えても何もかもマイナス思考に考えて全て、 「ダメだ、俺はダメなんだ」という考えしか頭を過ぎりません。 学校では弱い自分を見せないように必死で笑顔を作ってがんばっていましたが、最近は学校でも弱い自分を出してしまいほとんど無口無表情です。なぜこうなってしまったかは、多分成績が悪いという事から来てると思うんですけどなぜなんでしょうか? |
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祐記さん |
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祐記さん、はじめまして。カウンセラーの深澤です。 勇気を出して、悩みを打ち明けて下さって本当にありがとうございます。たぶん、祐記さんのように感じて悩んでいる同級生が、全国にはたくさんいると思います。そして、誰にも言えず、どうすればいいのかさえもわからず、内に秘めて、それが周囲に誤解され、やがて周囲と分離してしまいます。その結果、不登校や学校や友達に対する不信感を招いてみたり、時には争いが起きて、まだ思春期の感情や感性が豊かな頃ですから、その感情を上手く自分で処理することが出来ず、とても悲しい結末を迎える事件も最近では増え続けているのが現状です。 みんな祐記さんが今まで考えてこられたように、どうにかしようと努力はしてきているんだと思うのです。でも、その努力が残念ながら報われない方向に進むことが多いようです。 それは、社会の中でも学生という立場や20未満では、日本ではとても小さい存在として扱われてしまうのが現状です。やはり経済性という物指しが大きく、年齢や今ある社会の中での権力で上下関係を作るという文化風土が昔からあります。 そして、日本人は特に『認める』という事や『誉める』という事が下手です。これは、下手というよりは、『謙虚さ』や『奥ゆかしさ』というような態度が日本の美とされてきたところが多くある所からも来ているようです。このために、少し認めたり誉められても、次には悪いところを見つけて、「自分は完全ではない」という態度を持とうとするわけです。これが、無意識的に「自分なんかだめだ」という心を作ります。 反対に、欧米人はおおよそこの反対で、自分や人を認めながらも自分をどれだけアピール出来て、売り出せていけるかというような点を重要視している所もあります。この結果、『傲慢』や『自意識過剰』という問題点が出てくるわけです。 要するに、この生き方ではどちらも成功しないし、幸せではないということです。 祐記さんは、成績が悪いから、こういう状況になったんじゃないかって書かれてますね。これは、確かにあまり嬉しくない事実ですね。でも、心理学を使うと、全く反対の意味があるのです。それは、成績が悪いから今のような感じになったのではなく、今のような感じが心のどこが奥底にあったから、成績も好転しないという方が正解なのです。 そして、ちょっと前までは自分が嫌だって、今は自分のお葬式の事を考えるというという事は、これは祐記さんが今ある自分が死んでしまって、次の祐記さんの生まれ変わる時が来ているという事なのです。 これは、身体が死んでしまうという事ではなく、心が死んでしまい再生されるということです。自分が死んでしまうように感じる時というのは、『変化』の時なのです。 「自分が死んだら泣いてくれる人が何人ぐらいいるだろう?」 私は、学生時代には、こんな事ばかり考える子供でした。小学生の頃から、 でも、私は誰にもどこにも相談できず、どうする事も出来ずに考えて出した結論は、とにかくテストの時だけ勉強をそこそこして、高校まで卒業したら早く家を出ようと中学1年生の頃に決心し、学生時代を過ごしたのです。 今の私は、どうかな? でも、「生きててよかったな」っていうのは思います。今私は、こうして心理学を勉強して、社会のあり方なんかもやっと受け入れるようになって、えらそうな事を言ってるかもしれません。 だけど、世界各国で戦争が起こっているし、テロや拉致問題、とにかく世界中がメチャメチャです。日本だけでなく、どこも経済危機にあり、まさしくこの時代を生きるのは大変。 だから、ありがたい事に私のような分野のお仕事は、大盛況。やったー、なんて一瞬言っても、全然嬉しくないよ。虚しいだけ。何故なら、こんな仕事に行き着いたのも、あの学生時代の苦しみを他の人には味わって欲しくないって思ったから。なのにね、追いつかないんだよ、一人や二人や数人がこう思っただけではね。 祐記さん、君が感じているその痛みの向こう側に、君の才能が山ほど眠っているんだよ。祐記さん、ビジョンって知ってるかな? 自分の生きる道しるべみたいなモノだよ。 それは、自分が死んでいくような感じの時に必ず現れる。私も祐記さんの倍以上は生きてきたから、学生時代も含めて何度も何度も『死の誘惑』のような時が来て、その度にこのビジョンっていうのがやって来たよ。これは、形のあるモノじゃないからその場ではわからないけど、後になってあれがそうだったんだって思うモノです。 一つ私から祐記さんへビジョンを示すとすれば、君は未来を作っていくリーダーになるでしょう。今まで感じてきた痛みの全てが、未来では多くの人を救う鍵となり、その鍵を使えば使うほど、この社会は変化し、新しい世界が幕を開けることになっていくんだと思います。 今ある社会は、もうすぐ形を変えるかもしれないけど、その次の社会を作る若いリーダー達が、このことに気付き未来を見通して今を学んでくれた度合いだけ、より明るい未来が開けていくんだと思います。どうぞ、祐記さんそんな未来を創るリーダーになることを希望して欲しいなって思います。 10年後、今の祐記さんはどうなってるんだろうね。 この変化の中に、君はどういう影響を与えますか?君の命ここに残る事が、多くの人を救うって事を忘れないでね。一言、こういう心をケアする領域の先輩から言わせて貰うと、学力があるないは関係ないよ。これは、先生には内緒にしてね。(笑) それより、自分の人生とどれだけ向き合い、気付き、『痛み』について学んでいこうという姿勢を持つかという事の方が大事。今出来る事、それは未来を信じる事かもしれないね。 でもさ、きっと未来で君も「自分も捨てたもんじゃないね」って思う日は近くに来ると思うよ。そんな日を夢見て欲しいナって思います。未来に光が当たる所をたくさん一緒に創っていきましょう。先を歩いて待ってますね。 |
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