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質問追いかけても、追いかけられても満たされない
メールマガジン、いつも拝見させていただいております。他の方々の悩みを自分にあてはめながらカウンセラーの方のお答えにいつも感心しています。

私もずっと考えていることがあって、ご相談したくてメール致しました。私は6年前に離婚を経験した30代半ばの女性です。離婚後、ずっと同じパターンの恋愛を繰り返して、すっかり恋愛に対する自信を失ってしまいました。一人の男性を愛し続けたいと思うのですがうまく行かなくて悩んでいます。

私は自分が追いかけるタイプの男性に惹かれるパターンを持っています。でも相手はなかなかこちらに振り向いてくれないので心はいつも不安で満たされず、苦しい日々を過ごします。反対に私を好きになってくれて愛情をたくさんくれる人にはあまり興味がなく、最初は好きになってお付き合いしても安心が得られると、だんだん重くなってきてしまって、興味がなくなり、拒絶反応が起きてその人の嫌な部分が目に付いてしまいます。そうするとだんだんとその人につれなく接してしまいます。たいていそういう人はそれでも、とても優しく私に与え続けてくれるのですが、私がそれに応えられないことや、愛を与え続けられないことが苦しくなってきて、ついに別れてしまいます。とても自分勝手です。安心のためにその人を利用しているようで自分が嫌になります。愛情を与えたいのに、実はもらっているだけと思うと自分を責めてしまいます。

たぶん暖かく愛情をたくさんくれる人では満足できないのです。チャレンジがあったり、頑張ったりする男性でないと魅力を感じないのです。自分の心のコップの水が減ってくると安心を与えてくれる人のところに行き、水をいっぱいにして、又、追いかける恋愛をして、コップの水をからせ、優しくしてくれる人のところに行きコップを満たし・・・の繰り返しです。

自分が好きになった人を追いかけて、その男性が例えこちらを振り向いてくれたとしても愛情で満たされると冷めてしまうのではないか自分はずっと愛情を与えられないのではないかと不安でなかなか踏み込めません。

私は愛したいと強く願っていますが、反対にとても愛されたいとも思っています。

この恋愛の傾向は若いころからありましたが、離婚後更にひどくなりました。結婚をした男性のことは離婚する時もとてもとても好きでした。彼は結婚して間もなく、今までとは人が変わったようにつれなくなり、毎日私を罵倒し始めたので結婚と離婚の体験は彼に拒絶された体験でもあります。このことが影響しているのでしょうか。

又、父は帰りが毎日遅くあまりコミニュケーションできませんでしたが、とても厳しい人で子供の私はいつも頑張って良い子でいなければいけない気がしていました。父には認めてもらえないという体験をしています。だから振り向いてもらえるよう頑張らなくてはならない男性を追いかけるのでしょうか。

どうしたら、好きな人とお互い愛し合い穏やかで満たされた関係が築けるのでしょうか。男性を愛し続けていくにはどうしたらいいのでしょうか。この恋愛バターンから脱出したいです。今は現実に目を向けられなくてひたすらに仕事ばかりしています。

どうかアドバイス御願い申し上げます。

みゆきさん

回答 カウンセラー: 源河はるみ(退会)
みゆきさん、こんにちは。ご相談くださいまして、ありがとうございます。はじめまして、源河です。メルマガもご愛読いただいているようで、うれしいかぎりです。

追いかけても満たされない、追いかけられても満たされない、そんな恋愛パターンで悩まれていらっしゃるんですね。

離婚を経験されているとのこと、恋愛に対して自信を喪失してしまっていたとしても不思議ではありません。未だに、その時の心の傷が大切に保管されている状態なんでしょう。

電力供給のために原子力が使われていることは周知の事実ですが、昨今問題になっているのは、その核廃棄物の処理をめぐってです。人気のない砂漠などの地下深くに埋めてしまう、という方法が研究されていますが、それは、完全に処理されるわけではなく、ただ、しまい込まれるだけですよね。ひと時も、安心できるものではありません。

みゆきさんの心の中でも、これと同じことが起こっているようです。

核の完全分解は研究が必要かもしれませんが、心の中の傷ついた感情は、その存在を受け入れて、ただ感じてあげるだけで、溶解していきます。でも、これが言葉で言うほど簡単にはできないんですよね。だって、自分の中では”危険物”として心の奥底にしまい込まれているからです。誰にも触れられるぬよう、見つからないように・・・まるで、人目にさらされると、少しでも近づかれると、その”危険物”が、その人を汚染してしまうように感じてしまう。

このみゆきさんの心の傷・・・ひとりで抱えてきて、癒されることはありましたか?答えはNOだと思います。カギは、この”危険物”を『誰かに任せてしまう』ことです。

:反対に私を好きになってくれて愛情をたくさんくれる人には:あまり興味がなく、最初は好きになってお付き合いしても:安心が得られると、だんだん重くなってきてしまって、興味がなくなり、:拒絶反応が起きてその人の嫌な部分が目に付いてしまいます。:そうするとだんだんとその人につれなく接してしまいます。

私たちは、自発的に誰かを愛したり、気持ちを与えたりしているときには、自分の心の中身は、さらけ出さずともやっていくことができます。でも反対に、誰かから愛されたり、やさしくされたりすると、自分の心の中に「入ってこられる」ような感覚がするんですね。

様々な感情や気持ちの中で、愛情ややさしさは、とても微細で、心の中にしみ込んでくるものです。だからこそ、気付けないで見過ごしたり、といったことも起こってくるんですね。

愛されると、重くなってくるのは、その相手からの愛情が重い、というより、すでに心の中で、大きく重くなってしまっている傷があることを、認識せずにはいられなくなるからなんです。はっきりと、その存在を感じてしまう。

自分の傷ついた部分は、私たちの誰もが嫌っている部分でもありますから、それをはっきりと認識させられることは、とても嫌な感じがするものです。そこで、私たちは自分のその嫌な部分を認識したとたんに、相手も同じように持っている嫌な部分についつい目がいってしまうんですね。どうしてかというと、私たちは自分自身を扱うのと同じように、相手を扱うからです。やさしくしてくれる相手に、つれなく接してしまうとおっしゃるみゆきさん。ご自分の傷ついた心をも、どこかで蹴飛ばしてはいないでしょうか。ただでさえ傷ついてボロボロなのに、それでは、さらに辛くなってしまいますよね。

:とても自分勝手です。安心のためにその人を利用しているようで自分が嫌になります。:愛情を与えたいのに、実はもらっているだけと思うと自分を責めてしまいます。

そして、自己嫌悪の悪循環の輪の中に入り込んでしまうわけです。

誰かを愛したいという気持ちと同じように、愛されたいと望む・・・とても自然なことです。私たちは、愛されていると感じる事ができなければ、どんな風に愛すればいいのかを知ることはできません。

みゆきさんにとって必要なことは、この誰かから、愛されている、ということを、実感をもって”受け入れる”ことです。

:彼は結婚して間もなく、今までとは人が変わったようにつれなくなり、毎日私を罵倒し始めたので:結婚と離婚の体験は彼に拒絶された体験でもあります。

とても影響しているでしょうね。きっと彼は、みゆきさんの愛情を感じて、今のみゆきさんと同じように、自分の嫌な部分を感じていたんだと思います。そこで、そんな部分をさらけ出して愛されようとするのではなく、みゆきさんに見る嫌な部分を攻撃することで、”受け入れる”ことから逃げてらっしゃったんでしょう。

:父には認めてもらえないという体験をしています。:だから振り向いてもらえるよう頑張らなくてはならない男性を追いかけるのでしょうか。

愛されるためには、頑張り続けなければならない。こんな思い込みが、みゆきさんの心を支配しているのかもしれませんね。

でも、愛されるのにどんな努力も必要ありません。ただ、心をオープンにして、その愛情を受け入れようという、”意欲”だけが求められるんです。

それは同時に、心の中にしまい込んできた傷ついた部分に、向き合おうとする意欲でもあります。傷を背負いながら人を愛することは、難しいんです。その傷を癒す事で、さらに相手を愛せるようになりたい。こう願ってみてください。相手の男性の傷ついた部分をも愛せるようになるために。

まずは、みゆきさん自身が楽になっていきましょう。本当の意味で、愛されていると感じたい、と、欲張ってみましょう。心の中の”危険物”を勇気をもって、処理してみよう、と決めてみてください。そうしてはじめて、安らげる自分に出会うことができるからです。

ぜひ、カウンセリングなどをご活用くださいね。これをひとりでなんとかしようと頑張ってしまうと、本当にくたびれてしまいます。男性からの愛情を受け入れられるようになるために、まずは、みゆきさんを支えたいと願っている人たちの愛情を、”受け入れよう”としてみてください。

みゆきさんが、幸せな恋愛ができるよう、お祈りしています。


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