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こんにちは。私は小学校2年まで同居の祖父母が親代わりとして育ってきました。 私には男兄弟が2人居るのですが、母は兄を溺愛し私はほったらかし(むしろ今現在は異常なくらい私と張り合ってくるのです)、父からは私の意志を全て不定され(「俺の言う事に間違いは無い、俺の言う通りにしてればいいんだ」と、一括されて終わり。)常に頭の良い兄と比較されるといった環境でした。 親からは「兄はできがイイのにお前は馬鹿だ馬鹿だと」育ってきました。 当然ながら愛情不足と、無意識に人の顔色ばかり伺う様になってしまい、誰と付き合っても相手に合わせてしまい、素の自分が出せず(こんなの事を言ったら「嫌われる・こんなヤツだったのか?」と思われるのが怖くて)毎回、疲れてしまい付き合いが持続しません。 ホントは甘えたい気持や好きな気持が有ってもソレをセーブしてしまうのです、恋愛相手や親・周囲を含め素直になれない自分が居るのです(父に自分を否定されて来た事で自分に自信が無い事が大きいのかも)本当は愛されたいのに。 相手に対しても親の厳格さの影響か周りの影響か(頭の回転がイイ方が多くコンプレックスなのか)自分に無い物を求めるのか「結婚相手はこうで無くては!」と言った理想を求めてしまうのです。常に良い箇所より悪い箇所ばかりみてしまうのです。 本当の自分をさらけ出し、それでもイイよと言ってくれる人と・・と思いながらも否定されるのが怖くてだせません。 どうしたら改善出来るのでしょうか?? |
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さきこさん 32歳 女性 |
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さきこさんこんにちは、中野です。ご相談ありがとうございます。 ご自分の置かれてきた状況によって「だから自分はこうなってしまったんだ・・」という理由を、さきこさんはよく理解されていますね。 でもその原因はわかったけど、ここからの脱出方法がわからなくって困っているよう。 一番しんどいところにいるようです。 さきこさんが感じ取っている「素直になれない自分」と、「相手に求めるものが強すぎる」こととは別物のように感じられるかもしれませんが、原点は同じなんです。 というのは、さきこさんがご自分を「本当の自分を出していない」と思うことで「嘘をついている」ように感じていると思うのです。 「本当はこんな風に思っているのに・・」と。 これは“自分自身”に対しての嘘なんですよね。 そして「本当の自分を出していない自分は悪い奴だ」とご自分を責めているようです。 でも今までの習慣はなかなか変えられるものではありません。 甘えたいけど全く平気な振りをしてしまったりしちゃいます。 本当のことを言えないし、態度にも表せない自分を責めて、そしてそんな自分を嫌いになってしまうんですよね・・。 そして「こんな自分なんて・・」と、もっと深く自己嫌悪してしまいます。それが大きいだけ自分自身で価値がないように思えるものです。 恋愛においてもそれは大きく影響してきます。 もちろん相手の方の悪いところが自分にとって嫌だな・・と思うことはOKなんですが、自己嫌悪が強い人というのは、それが大きい分だけ相手に完璧さを求めてしまうようになるんですね。 自分に不足している分、相手に価値を求め、無意識にそこでバランスを取ろうとしてしまうんです。 さきこさんが相手の悪いところを見てしまうのは、ここが原因だと思います。 でももしその相手がすごく良い人でお付き合いし始めるとなると、 「この人はすごく優しくて私の事を懸命に思ってくれるけど、私にはそんな価値なんてない・・」 と、今度は相手のいい所と自分の悪いところを比べてしまい、今度はここで無価値感に陥ってしまい、関係が駄目になるんです。 どちらにせよ、さきこさんの嫌悪している部分を癒す必要があります。 今まで心で感じ取れなかった部分が沢山あると思うんですね。 今だから「私は甘えたかったんだ」と頭では理解できていますが、いざその場面になってしまうと、どう対応していいのかわからなくなり頭が真っ白になったり、感情がなくなってしまったような無の感覚になったりすると思うんですね。 そして後になって、「本当は○○したかった」と、感情が出てきてその時のことを後悔されてしまう。 その繰り返しじゃないのかな? と思うのです。 一番嫌な感覚ですよね。 そして・・そんな自分に怒っている感じがしますね。 甘えたいのなら甘えたらいいのに・・って、ここでも自分に対して怒りを感じて責めているよう。 さきこさん、そんな風に責めないで下さいね。理論はわかってもなかなか出来ない事ってあるんですから。 自分に怒りを感じてしまった時、それはとても辛いものです。 感じたくなくて感情を切り離してしまい、何も感じていないようなふりをしてしまいます。 「愛されたいのに甘えられない・・」 そういう時ほど、その感じている感情を深く掘り下げて感じて下さい。もっともっと自分の感情と繋がってください。 すごく悲しい感情が上がってくるかもしれません。上手く表現できないことがすごく辛くなるかもしれません。 でも、そこまで行き着くことで、次の感情が出てきます。 「ちゃんと表現できるようになりたい!」って。 その時が次のステップです。 そして、今度はその感情をもって勇気を出してみませんか? 恐れを超えた一歩を踏み出すこと。 甘えたい時に感情を表現してみましょう。自分の欲求というものを感じて下さい。 その時は相手の事情などもあるかもしれませんが、ここはさきこさんがどれだけ自分の恐れを超えて表現できるかどうかですから、あまり気になさらないで下さいね。それをやってしまうと今までと変わらず気を使う人になってしまいますから。 その勇気を出せた自分を褒めることができたなら、この次は楽に自分を出せるようになれると思います。 あせらず、じっくりやってみて下さいね。 |
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