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いつも楽しみに読ませていただいています。 愛と親密感について、深く共感するものがあり、それに満ちあふれた人間をめざしたいと思っています。 子どもと接する職業で、子どもが相手の場合はうまくいき、関係も暖かいものになります。 ところが、相手が大人になると、なぜか構えてしまいます。私人見知りするの、ごめんね、と周りには言っていますが、程度もはなはだしいので、なんとか殻を脱いで、愛に満ちた存在になりたいです。 批判されるのがこわいのでしょうか?傷つくのはほんとに痛くてこわいです。でも、自分が殻をかぶることで、好かれないだけでなく、他の誰かを傷つけることもあるかもしれないですね。 どうすれば殻が脱げるのか、いい方法を教えていただけないでしょうか?よろしくお願いします。 |
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まるさん 30歳 女性 |
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まるさん、はじめまして。中原と申します。 メールを読ませていただいて、本当に人が好きな純粋で優しい方なのだろうなと感じました。 愛と親密感について正直に言いますと、私は子ども達の方が怖いです。 子ども達は大人に比べて、無条件でストレートに自分をぶつけて来ますよね。迷いが少ないのは自分に対してもですが、相手に対しても同じように思います。 その分、無防備で傷付きやすいのも子ども達でしょうね。それはまるさんの方がよく見て来ていらっしゃるでしょう。 子ども達の中にも繊細で自分の殻に隠りがちな子も居ますよね。もしかすると、まるさんもそんなお子さんだったのではないのかなと感じます。 さて、そういった引っ込み思案なタイプの子どもさんに対する大人達の対応は一般的にどういったものでしょうか。その様子をまるさんはどのように感じておられますか? まるさんから見て大人達の対応は必ずしも適切に思えないことの方が多いのではないでしょうか。そんな大人達に歯痒さや苛立ちを多少感じられることがあるのではないでしょうか。 まるさんはお仕事柄、子ども達に適切に対応できていない大人達を見ることが多かったのではないかと思います。 もしそうなのだとすれば、そんな大人達が世間の大半のように感じるかもしれません。そうすれば大人達を『信頼』することは難しくなってくるかもしれません。大人達が怖くなってくることもあるでしょう。おそらくそんな大人達にまるさん自身も適切に対応されるだろうとはあまり思えないでしょうから。 でも、逆にまるさんはそんな大人達のことを分かってあげられるのではないかなと感じています。 大人達も心の内に怖れと傷を持っています。むしろ子ども達に適切に対応できない大人ほど、自身の子ども時代に適切に対応してもらえなかったのかもしれません。 傷の深さに比例して頑なになっていったのかもしれません。誰もが傷付くことは痛くて怖いですから。 だから大人達はみな多かれ少なかれ殻をかぶっているのではないかと思います。 そんなふうに周りの大人達を見てみて下さい。まるさん自身の経験と子ども達と接している感性は、大人達を理解してあげられる目になると思います。 すると今までと違う何かが見えてくるかもしれません。何かが分かってくるかもしれません。 すると、まるさんの殻の厚みも変わっているかもしれません。その時にこの殻をどうするか選択してはどうでしょうか。意外とどうでもよくなっているかもしれませんよ。 よろしければ試してみて下さい。 では、ありがとうございました。 |
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