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質問阪神大震災を思い出し、不安になった・・
私は阪神大震災体験者なのですが、この間の鳥取地震と三重地震の影響で関西も震度4ぐらい揺れた後、すごく精神不安定になってしまったんです。
大震災の時は、家は、なんとか無事でしたが、ライフラインは5ヶ月普及せず、精神的苦労が絶えませんでした。
家族にも病人が出たり、自分の事では、彼と別れ、職場でも人間関係でいろいろあり転職をしたり、その年はすべての悪いことがのしかかってきたような、すごくつらい状況でした。
あのことで、逆に絆が深まった人もいると思いますが、私にとっては、つらいことだらけでした。
でもそれを乗り越えたい思いでこの5年間、必死で生きてきました。
ところが、この間の地震でまたその当時の事が思い出され、急にすべてにおいて不安になったのです。
あの時、身の回りの物が崩れ去っていった感情が、呼び起こされてしまったのです。
この間、新聞で「フラッシュバック」という現象の事が書いてあり、やはり子供達も、あの地震の後、また学校で落ち着かずウロウロしたり、甘え出したり、赤ちゃん返りになったりしたそうです。
どうやったら、あの時の事を忘れて、安心した毎日を送れるのでしょうか?せっかく忘れかけていたのに、とても不安です。
ブルーさん 27歳 女性

回答 カウンセラー: 中村ともみ(退会)
ブルーさん、こんにちわ。中村と申します。相談いただきありがとうございます。
私も阪神大震災を体験しました。地震で有名になってしまった長田区に当時も今も住んでいます。
住んでいたのは今とは別の場所ですが、見晴らしの良いところで、あの日は明るくなるにつれあちこちから煙の上がる本数が段々増えていくのが見えました。ですから、今もニュースなどであの時の空からの映像が恐くって映った瞬間は目をそらしてしまうことがあります。

さて、ブルーさんは先日の鳥取と三重の地震で精神不安定になってしまったということですが、大きかったですよね。震災の時の苦労や辛かったときの感じがよみがえってきたのでしょうね。
ライフラインが途絶えるということは今の日常の生活では思いもかけないこと、大変でしたよね。私自身も、給水車が来てくれる時間には仕事から帰って来れなくって、周りの人や職場の厚意がなければ、どうだっただろうと思うような毎日でした。
 
震災以前には当たり前にしていた生活が崩れ去った上にご家族が病気をされたり転職や別れがあったりと、一度にいろんなことが起こってブルーさんがどれだけの思いをされたか、5年間どれだけがんばってきたかということ、お察しいたします。
そのがんばりの糸が、この間の2度の地震で切れてしまった、と言う感じかも知れませんね。

話は少し変わります。私自身のことですが、子供のころ、救急車などがサイレンを鳴らして家の前を走るたびに泣いている子供でした。
小さい頃大きな怪我をしたんですね。当時3歳でしたから記憶が全くないことはないんです。
怪我をした前後のことと、病院での日常を少しだけ覚えていますが、救急車で病院に搬送されたことについて随分長い間、正直を言うと昨年だったかに母に聞くまでタクシーだったと覚え違いをしていました。 おかしいな、とは思っていましたが、ずっとそう信じていたんですね。

でも、小学生になっても家の前を赤色鐙を回しながら緊急車両が通るたびにいつも怯えて、泣きながら母に抱いてもらっていました。
なぜ恐いと感じるか分かっていなかったからです。
とっても恐い記憶の象徴としてサイレンと赤い光が私の恐怖心を呼び起こしていたんですね。タクシーで病院に搬送されたと思いこんでいたので、大人になっても長い間どうして赤色鐙とサイレンが恐かったのかわからなかったんです。
もちろん、大きくなるにつれて恐い、と感じなくなりました。緊急車両の重要性も解り、今自分に直接関係のないことだとわかったからだと思
います。
でも母に救急車で搬送されたことを教えてもらい、初めて解決したように思いました。

子供の心はまだまだ未分化です。被災した子供も、幼い頃の私もです。
でも、成長していくんです。その過程でフラッシュバック現象が起こるかも知れません。
では、そのような心理状態になった子供が、大人になったら・・・?
まだわかりませんよね。彼らは成長の過程にいるのですから。

でも私に関して言えば、いつの間にかサイレンを恐がらなくなっていました。理由がわからなくてもそうだったんです。

ブルーさんの場合だと、「震度4」の揺れが不安な気持ちを思い出させてしまった訳ですが、今回は現実に地震で被害に遭ったわけではないですね。
ただ、感情がよみがえったということです。ライフラインも途絶えてはいません。
そして、この感情はあなたが書かれているように「忘れていた」のであって消えてしまったものではないですね。
私は救急車に関する記憶を長い間心の押入れにしまって「忘れた」ことにしていました。だから、サイレンが恐くてたまらなかったんですね。

私がブルーさんにお勧めするのは、震災後の出来事とそこにまつわる感情について見つめなおしてみることです。楽な作業ではないと思うのですが、あの時身の回りで起こった出来事をブルーさん自身が5年間で乗り越えてきたことを信頼してみてください。
そしてどうしても辛くなったら、私達を使ってください。

同じように震災を経験した人たちがまだまだいます。いろんな人生経験を持つ仲間もたくさんいます。必ず力になれることと思います。
あの稀有な震災による体験が、私達をさらに進ませてくれると信じています。
ブルーさん、ご相談ありがとうございました。

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